特殊インクについて
印刷に使用されるインクの中には、特殊な効果を生み出すインクがあります。
印刷業者に依頼すると、別途料金がかかるものもありますが、一味違った印刷物を作成することができます。
耐光インク
耐候インクとも言います。
通常のインクに比べて、紫外線による退色の進行が遅く、色褪せがしづらいインクです。
色が持つ目安は環境によって大きく差は出ますが、おおよそ1ヶ月は色が持つというのが、一般的な認識のようです。
選挙やイベントポスターなど長期間、太陽や蛍光灯などの紫外線に当たる印刷物によく使用されています。
蛍光インク
ビビッドで鮮やかな蛍光色を表現出来るインクです。
名刺やうちわなど、目立たせたいものにオススメです。
屋外で使用すると、紫外線を吸収し、可視光に変換して反射するために鮮やかに見えるようです。
訴求力を高めたい時にオススメです。
金インク
ゴールド印刷、金刷りと呼ばれる印刷で使用されるインクです。
印刷物に金色をのせることができます。
金箔押し加工とは異なります。
また、印刷会社によっては金印刷を依頼する際の注意事項が異なり、
落ちやすかったり、印刷する順序に決まりがある場合があります。
高級感のある、リッチな仕上がりにしたい時に便利です。
また、銀インクも存在します。
白インク
色のついた用紙などに印刷すると、よく映える白印刷に使用されます。
白色は、よく使用させるプロセスカラー(マゼンタ・シアン・イエロー・ブラック)では表現されないため、
別でインクを用意する必要があります。
色のついた用紙に模様としての印刷、または白い文字を印刷することで、おしゃれなカードや販促物を作成することができます。
示温インク
サーモインクとも言います。
一定の温度で色が変化する特徴があります。
一度変わってしまうと、二度とも元の色に戻らない、不可逆性のものと、温度が変われば、何度も色が変わる、可逆性のものが存在します。
イベントカードや、雑誌の付録のおもちゃなど、様々なところで使用されています。
パールインク
真珠のような柔らかな色合いと、美しい光沢を表現出来るインクです。
インクの中に本物の真珠が含まれているわけではありませんが、近い質感を表現できます。
高級感や、おしゃれなイメージをもたせたい場合などに活躍します。
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